ウイルス性イボ（尋常性疣贅）とは

子供から大人まで年齢に関係なくできるのがウイルス性のイボです。手や足、顔に多くみられます。微細な傷などからウイルスが皮膚の下に入り込み、増殖することで盛り上がってきます。

ウイルス性のイボは感染するため、イボ周囲の皮膚や触れた皮膚にうつることがあります。とはいえ、感染性が高いわけではないので、日常生活で人から人へ簡単にうつるものではありません。

治療について

残念ながらウイルスだけに直接効果のある治療はなく、皮膚ごと物理的にイボを死滅させるか自分の免疫により治す方法がとられます。なかでも一般的なのが液体窒素治療です。−196度の液体窒素で皮膚を凍らせ、細胞ごとイボウイルスを死滅させる方法です（皮膚に対する自己免疫の効果もみられます）。

また、薬品（グルタルアルデヒド、フェノール、SADBE、モノクロロ酢酸など）を直接イボにつけて自己免疫を促すなど、複数の治療法を組み合わせたりすることもあります。

いずれの治療法でも1回で治癒することはほとんどなく、何度も治療を繰り返すことが大切です。

Q&A

足裏のウイルス性イボがなかなか治らない

足裏は皮膚が厚く、そのぶんウイルスも皮膚深くに潜り込んでいます。そのため治療の反応が悪く、治癒に時間を要することも多々あります。場合によっては数年間かかる方もおります。

当院では数ある治療法を組み合わせ、また効果をみて治療法を変えていくことで治癒を目指してまいります。なかなか治らないという方は、ぜひ一度ご相談ください。

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