よくある症状

  • 顔や背部、胸に生じるときに痛みのある赤いプツプツ
  • 思春期くらいから皮疹が生じる
  • 体調や生理などによって改善と悪化を繰り返す

ニキビって何?

ニキビは医学的には「痤瘡」といい、思春期以降に主に顔に生じます。穴づまり(面ぽう)により毛穴に皮脂が過剰にたまり、そこに感染が生じて炎症を起こした状態をいいます。

ニキビにはいくつかの段階があり、赤くない盛り上がりだけがある状態(いわゆる白ニキビ)、毛穴に細菌が入り込んで赤く腫れたり膿や痛みを伴う状態(赤ニキビ)、炎症が落ち着き赤味や茶色味が残った状態(炎症後紅斑、炎症後色素沈着)の3段階に分かれます。

治療法

それぞれの段階にあった治療法をしないと有効な効果は得られません。

例えば白ニキビでは毛穴づまり(面ぽう)に対する治療、赤ニキビでは抗生剤などの細菌を抑える治療法、にきび後の紅斑や色素沈着にはスキンケアなどが重要となります。

また、基本的なこととして洗顔があります。1日2回の洗顔をサボるとニキビが悪化しますので怠らないようにしましょう。

ニキビを繰り返してしまうのはなぜ?

ニキビは毛穴づまりが原因により生じます。そのため、その状態が改善しなければ何度も繰り返します。

これには赤ニキビに対する抗生剤治療などだけでは不十分であり、その前段階である面ぽうや毛穴の皮脂に対するアプローチが必要です。

面ぽうによるつまりを改善する外用剤が複数出ており、これらをうまく使っていくことで、ニキビができにくい皮膚にしていく薬剤が必要です。

また、ニキビの改善には時間がかかることも知っておくべきでしょう。数ヶ月から1年程度をかけて治していく必要がりますので根気強く治療する必要があります。

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