一般的にイボと呼ばれる状態には、ウイルス感染による感染性のもの(尋常性疣贅や伝染性軟属腫)と非感染性のものがあります。首や腋など柔らかい皮膚に生じるイボは非感染性で、「軟線維腫」や「スキンタッグ」、「アクロコルドン」と呼ばれます。30代ころより生じ、皮膚からひょこっと出っ張った長細いできものです。表面は滑らかで、触るとゴムのように弾力があります。大きさは数ミリから数センチまで様々ですが、通常、数センチを超えることは稀です。
軟線維腫は、体のどの部位にもできる可能性がありますが、特に首・腋によく見られます。
個人差はありますが、加齢とともに増える傾向にあります。
小さくて、あまり盛り上がっていない褐色のいぼ
アクロコルドンよりも少し大きくて皮膚から飛び出しているいぼ
直径5㎜を超える大型のいぼ
札幌市中央区の中央図書館前皮ふ科の治療について
軟線維腫は通常治療は必要ありませんが、衣服に擦れて痛みを生じる場合や、見た目に影響がある場合などには治療を行います。
軟線維腫のち療法には、以下のようなものがあります。
・液体窒素による凍結療法:
この処置もその場ですぐにできます。
処置中は若干しみるような痛みがあり、処置後カサブタのように黒くなることがあります。
1~2週間の間隔で、取れるまで複数回続けます。
・手術:
大きな軟線維腫などは局所麻酔をしたうえで、イボの根元をメスで切って取って、キズを縫います。
※液体窒素は一度の診療で10個程度を目安に治療をしております。数が多い場合は何度かに分けて行っていきます。また、大きなイボで手術が必要な場合は後日予約で治療を行っております。
札幌市中央区の中央図書館前皮ふ科では、患者さまお一人お一人に最適な治療をご提案しています。首や腋のイボが気になるという方は一度当院までご相談ください。